now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

「ラオスにいったい何があるというのですか?」 を読みました。

どこから書き始めたら良いかが難しい(というほど重い何かは全くない)のだけれど
村上春樹旅行記的なエッセイを読みました。
元々はリアルタイムで僕は村上春樹のどちらかというと熱心な読者であったと思いますが、
ここ数年はそうでもなくて、読み逃している本も結構あるという状況です。
読み逃している本をたまに古本で手に入れて読んだりという感じ。
若い頃は「熱心な」と言えるような読み方、聴き方、を色々やっていたわけですが
だんだん、別に発売日に買わなくてもいいか、というような感じになっているのは
やはり年齢的なものなのかな。同世代くらいでも相変わらず若い頃にある意味マニアックに
追っていたものをいまでも追えている人が結構いて、それはそれですごいなと思います。
ビートルズですら、最近のリリースでは買っていないものがあるし。まあそこについては
僕のせいではなく、作品内容のせい?というのは前に書いた気もします。
ちなみに、ここ数年だと、ブレードランナーキングスマンの新作は公開日に見ました。
XTCのリマスターシリーズもリリースを見つけたら予約して買ってます(笑)。
村上春樹についても、小説の新作だったら予約して発売日に読み始めてるかな。
僕はあまり旅行はする方ではないのだけれど、海外出張は結構な回数でやってきたので
人に見せる見せないは別として、こんな風に記録を残しておけばよかったなあと
思ったりします。でも、仕事で行っているのでゆっくりと文章を書く気持ちになかなかなれず、
結局毎回メモ程度のものしか残っていない。90年代についてはメモも残っていないかも。
メモがなくても大事な話は語ったりできるつもりだったけれど
どんどん記憶なんて薄れていくんだろうし、そろそろ、複数回行っている場所については
どの回で起きたことかもわからなくなっているだろうし、そもそも回数数えてないから
一回、二回記憶が飛んでいても気がつきもしないのかな。
村上春樹さんは旅行記だけじゃなくてエッセイ的なものもたくさん書いているけれど
一番繰り返し読んだのは「映画をめぐる冒険」という短い映画評を集めたものです。
あと村上龍との対談も面白かった。この二冊はいまは絶版で手に入らないはず。
(もしかして、と思って密林探索したら、映画をめぐる冒険は8496円、ウォークドントランは
4680円で手に入るようでした。大事にしよう。)
絶版になっているのはやっぱり本人の意向なのかなあ。出せば売れると思うけれど。