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映画・音楽を作る・その他の話。

手を動かすということ

というか、要するにやっぱり自分で経験してみた方がいいよね、って話です。
最近、仕事部屋で、僕のオペレーションでレコーディングをする機会も増え、
そうするといろんなことがリアルに勉強になるわけです。
それまで完全に人任せ(というかプロ任せ)にしていたことを自分でやってみることで
音や制作に対する向き合い方というか、なんかいろんなことを再確認というか。
全部自分でやればいいってわけじゃなくて、任せ方もまた変わっていくかと。
超素人レベルの演奏しかできないけれど、自分で触ってみることで
いい楽器もわかるようになるし、ここは、どの楽器でいくべきか?なんて
判断もできるようになる。例えばアコギを録音するとして、
僕が持っている中でも、4種類のギターの選択肢があり、どのマイクを使うかで
4、5種類の選択肢があり、マイクの距離もあり、どのプリアンプを使うかでまた4種類くらいの選択肢があり、、
さらにラインも録っておく?なんて時に、じゃあどのDI使う?みたいな選択肢もあれば
なんか順列組み合わせ(って言うんだっけ?)は、果てしないとは言わないけど
かなりの可能性はあるということです。
ありがたいことに90年初頭からのレコーディング人生で、スタジオ、コンソール、
マイク、アウトボード、レコーダー、そして演奏、について
かなりの経験をすることができたのも大きいかと感謝だし、いろんな判断ができたりするつもり。
きっと、なんでも同じなのだ。わかった気にならないで、自分で体験すること。
前にも書いたけれど、最近の若者がなんでダメかって本で(ちなみに、僕は
それほどそうは思っていない。オリンピックに出るような若者は本当に
尊敬だし、制作で出会う若者、うちのチームの若者たちもいい感じです^^)
「ハワイとか日本人ばっかりだし、行っても面白くないし、、、云々カンヌン。。。」とか
言ってる若者に「で、行ったの?」って聞いたら「そんなの、行かなくてもわかりますよ、情報あるから」
と答えられた残念なエピソードが紹介されていたのだけれど、まあ、そういうことです。
例えば、今朝、車で出かけようと思ったらバッテリー上がっていてJAFの方に来てもらって
まあ、大丈夫だったわけですが、これも実は二回目で、そうすると
自分の対応自体がめちゃ余裕(苦笑)。これも経験値だし、
僕の愛車は、ちょっと変わった車なわけですが、それも、自分で買うまでは
ある意味、想像もできないジャンルというか(乗せてもらったことは何度もあったけど)
でも、経験してしまえば、バッテリーあがりも含めて(苦笑)、日常ということになる訳です。
情報ではわかる。でも、運転してみなければわからないし、買ってみなければわからないし、
エンジンかからなくなってみなければ(苦笑)わからないってこともある訳です。
食べてもない料理のこととか、語っても語られてもどうにもならない。
まあ、人生経験全てにおいてってことかな。恋愛とかも?(笑)
もう少し酒の量が減れば、もう少し経験値も増えるのかなあと思いつつ、
そして今晩もちまちま飲みつつ、明日も一つでも何か手を動かそうかなという
ことでした。