now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

 今週末はゴルフです。

そんななか、地下鉄に乗りながら、初歩の英語教材みたいなものを、ちょこちょこと眺めてたりするのですが、
その中に「今週末はゴルフです。」を英訳すると? って問題がありました。
A: This weekend is golf.
B: This weekend is playing golf.
C: I'm playing golf this weekend.

まあ、中学生でもさすがにA,Bは違うのはわかるだろうし、
C の進行形が予定を表してるのは、ちょっと難易度高いのかもしれないけれど、
まずはこの問題のことはおいておいて、話題は「今週末はゴルフです。」っていう日本語だ。
日本語を不自由なく使える人にとっては、なんてない文だと思うのだけれど。
これって This weekend is golf. だよね。。。
これから日本語を覚えようとする外国人に、
「今週末はゴルフです。」は「わたしは今週末にゴルフをする予定です。」の言い換えであるとか
その法則性とかを説明することが 果たしてできるのだろうか。
時期が主語になっている文の場合、本来の主語である「わたし」が省略され、
名詞のなかには 〜をする が内包される場合がおおい なんて言う?
「午前中は洗濯でした。」=「わたしは午前中洗濯をしました」っていう意味だよね。
「わたしは12時に散歩をする予定です。」=「12時は散歩です。」ちょっとおかしい。

もしぼくが、ミュージシャンの友人に「今週末はコンサートだよ」っていったら
彼は「ああ仕事でコンサートに立ち会うんだろうなあ」と思うだろうし、
彼が同じことをいったら、ぼくは彼が「週末に誰かのコンサートに出るんだろうなあ」と思うだろうし、
東京ドームの経営者が同じこといったら、週末はジャイアンツ戦はなくて、マドンナとやらの
コンサートにドームを貸すんだよって意味になったりもする。


日本語が上手な外国人ってすごいなって改めて思った。
日本語はあまりにあいまいな言語である。理屈じゃ使えない。
そのあいまいな言語だけでものごと考えて、外交とかをしているおぢさんが多いから、
日本はどんどん世界から取り残されるんだろうな。
だって、まったく 主語も(わたしは)気持ちも(〜する予定 とか 〜するつもり とか)なくて
すべてを曖昧にしたまま、口調だけは断言する感じで 「今週末はゴルフです。」 って言えちゃうから。
「日本は経済です。」って一瞬 説得力ある感じしない? でもなにも考えてない。なにも言ってない。



今週末も仕事です。。。。