「ああ詞心、その綴り方」
文章を書くのが好きなほうだ。
というか、確実に好きだと思う。子供の頃から。
作文や感想文を書くのが嫌だったことすらない気がする。
学校の勉強や課題とか、校則とか、
まったく信用できないオトナが言ってくるルールとか
学校的なものが好きだった記憶はあまりないけれど、
その中では文章を書くということについては
それが課題であってもそれ程反発のあることではなかったように
思える。そしてその前提としてたくさんの本を"自主的に"読んでいた。
でも、同級生たちのほとんどは、ものを書くことについて、あるいは
本を読むことについて、どちらかというと逃げ腰というか、そんな地味で陰湿なことをしているよりまだ安全でオープンだった公園で野球でもしているほうが
あきらかに楽しかったのだろうと思う。あ、もちろん僕も外で遊んでいる
時間の方がたぶん長かったわけだけれど。
いまは、みんなが文章を書く時代だ。
メール。SNS。ブログ。
ぼくも割と書く方なのかな。
ビートルズに関しての文章は雑誌や本で少しだけ発表させてもらえる
機会もあったりした。
「あんな詞が書きたい」という目的を持った行為が、
まず詩人の心の中の原石を言葉として吐き出させることになる。
ムーンライダーズの鈴木博文さんのこの本の中の言葉である。
４月になった。この三ヶ月でずいぶん反射神経を取り戻してきた
ように思える。50歳が遅いか早いか（早いってことはないな。
遅くないか か）はまだわからない。
