now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

映画を聴きましょう

映画に関する本は結構読む。本屋に行くと映画コーナーには必ず寄るし
(昨日は時間調整でヒルズのTSUTAYAから青山ブックセンターとハシゴした
欲しい本だらけ。。)、行ってみると読んでない本だらけなんだけれど、
映画音楽に関する本にはあまり出会わない。
で、この本。「キネマ旬報」の連載で、たまに読んでいたんだけれど
まとまった形になって嬉しい。
しかも、音楽家が書いた本。ちょっとアプローチが違う。
話はずれるけれど、ビートルズの本もたくさん読むけれど、ミュージシャンが
書いたものは少なくて、そうするとスタジオ技術や曲の作り方で
あれ?と思うような記述があったりする。
それにしても圧倒的な情報量、圧倒的な記憶力である。
おまけに圧倒的な実績も残してきた人だ。
僕はこういう、なんというか知の巨人的な人が書くものを読むのは好きなんだけど
読み終わると軽い絶望感に襲われる。
とてつもなく海も空も広いということだ。
アメリカのコメディアンについての文の中に
「オールマイティな才能の人に憧れる」という言葉があった。
果てしない。
僕の仕事もある種のオールマイティさを求められる類のものである。
グダグダ言っていても仕方ないので、また仕事に戻ろう。
それにしても、みんなどうやって時間作るのかな。
あ、毎日、呑んだくれたりしないのか(笑)