now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

差異、ではなく。

woodstock を久しぶりに見てる。18才くらいのときに一人で小さいスクリーン、レイトショウで見た。
DVDになってから見直して、いまはBDでみてる。
時代ってのもある。自分としてもこのあまりに身体的な感じに距離感はいつもある。
ようするに間に合ってないのだ。でもその後の時代になにがあったのか。
もちろん、僕は80'sに自分の基本が形成されたと思っているし、けっこう嫌いじゃない。
いまだに、美味しいレストランや、小難しい本を探したりするのは癖だったりする。
25歳くらいの時に、仕事の先輩が、ー彼は僕の一回り年上でとても音楽好きだったのだったー
もう新しい音楽は特に必要じゃないんじゃないかと言ったことがある。
もちろん、ジョークだ。
25歳、音楽の仕事を始めたばかりの僕には、もちろんそんなわけもなく、
もう90年代に入っていたが、イギリスか、あるいはワールドミュージックという括りで
出会う音楽はいつも面白かった。いや、アメリカからだって、プリンスやニルヴァーナだっていたし。

50近くになって、そしてもっと先のことを考えると
その時には、90年代以降の音楽は自分には必要ないかもとか思ったりもする。
でも、2013年の今はまだそんな風には思えない。
いかにこのwoosstockという音と映像が魅力的でも。10年後にもぐっときながら
必ずみるだろうとしても。これを超えるものなんてでてこないとしても。


新しい映像には、必ず新しい音楽が必要である。
もちろん両者とも無理に革新的である必要はさほどない。
いま、作っているということ。


新しい、ということは
差異ではないのだ。








written by iHatenaSync