now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

 使い回し?

なにがきっかけかを思い出せないんだけれど、
最近読んだなにかで、アニメの 「イデオン」を見ておこうと
思って、借りてみました。映画版の 接触編 発動編。
ガンダムの評価もまだ定まらないなか、同じ監督により始まった イデオン
テレビ放映中は、そんなに熱心に見てなかったとはいえ、ガンダム
ややこしい設定、進まないストーリーになれた視聴者としてでさえ、なんだかわからんかった。
で、その後もまとめてどん!と見たことがなかったような気がするけれど、
通してみると、ガンダムの枠組みを使いつつ、さらに重く暗くしていった感じ。
人がものすごく死にます。
しかももともと普通の合体ロボットものの企画を監督が暴走して暗くしていったらしいので
ロボットのデザインだけ妙にレトロ。敵はけっこうジオン軍(笑)っぽいんだけれど。
TV放映中に視聴率があがらず、途中で打ち切りになり、最終話をつけたして映画化。
って、例のあのアニメとも一緒。
そして最後キャラクター全部死んで、でも魂は一緒になる的な荒技なオチとなり、
なぜか、実写映像に切り替わり、って。。。
ぼくが知らなかっただけで、エヴァンゲリオン映画公開時には同じような言及は
あったんだろうな。読んだ気もするし。
音楽もそうだけれど、ポップな文化には、完全なオリジナルなんてものはなく、
影響を受け、コピーし、それに変化をつけて、広がっていく。
同じ作者が、同じテーマを何回も扱っても問題ないし、それを見て影響を受けて
次の世代がまた引き継いで行ってもいい。
ただ、この30年弱、なんかこればっかりかあ、なんて気もしてきた。
微妙な違いはもちろんあるし、素晴らしいもの、そうではないもの あると思うけどさ。
Matrixのオチも まあ延長だもんなあ。考え方としては。