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映画・音楽を作る・その他の話。

 オーディオマニア

ちなみにこう見えても(どう見えても?)ぼくはオーディオマニアではありません。
それなりの知識はあるし、仕事がらなにがいい音くらいはわかるつもりですが
自分でプライベートで聴く分にはラジカセ程度でいいのです。
AM放送から流れる音楽でも十分に感動できるわけで。。。
そんな中、友人のブログ経由だったり、友人からの情報だったりで、驚いたこと。

その1:
PCにリッピングした音源はCDのままで聴くよりいい音である。
もちろんmp3とかじゃなくてaiffとかwaveとかのデータね。
原因はCDプレイヤーは言うまでもなく盤を回して、データをリアルタイムでピックアップしている
わけで、エラー補正がそうとう行われている。
高いプレイヤーだとより回転も安定していたり、性能のいいピックアップだったりしているんだけれど
それでもエラーは起きる。リッピングしたものはそういう意味での「補正」はまったく行われない、
ということになる。

その2:
SHM-CDという普通のCDより1000円近く高い、新しい素材を使ったCDのことを以前とりあげたんだけれど、
もちろん、何故このSHM-CDの音がいいかというと、ようするにエラーが少ないから、である。
で、同じ音源でSHM-CD盤と普通のCDを聴き比べていないんだけれど、ぼくのミニコンでも
ちょっと抜けがいい、レンジが広いかな って気がしなくもない という感じでした。
でも!(ちょっと考えればわかるんだけれど)SHM-CDとCD、元になっているマスターは同じなのです。
SHM-CD用に新たにリマスターしたとは書いてないし、そもそもやっていたとしたら、
音の違いはそのせいかもしれないし。
で、マスター同じだとしたら、リッピングしたらおんなじ音がしちゃうってことなのです。。
そっかあ、、じゃあ価格差分の魅力はないなあって感じ。

その3:
そんなわけで、CDで聴くよりPCに取り込んだ方が音いいんじゃないの?ってことなのですが、
さらに、なるほど!情報。
人間の耳はアナログなのでデジタル情報であるオーディオデータを聴くためには
DA、つまり デジタル-アナログ変換をしなければならず、DAコンバータってのがあらゆるデジタルAV機器には
内蔵されているわけですが、この性能によってものすごく音が変わる。
マスタリングで使う逆のADコンバータなんて、ステレオで200万とか平気でするわけです。
それが最近USBにつないでPCの再生をヘッドホンで聴けるハイグレードのDAが出ているらしい。
20万前後くらい。それで聴くと、ほんと高級オーディオ並みというかそれ以上の音がすると、教えてもらいました。
理屈的には、納得できるよね。
それで24bit96kの音源聴いたらほんとにいいだろうなあ。
mp3プレイヤーという役目ではなく、高級オーディオとしてPCを使う時代になってきたということです。
オーディオマニアはこれからは、どのPCの音がいい、どのコンバータの音がいい、というところに踏み込んで
いくわけですね。。理屈ではデータなのでPCによる違いはないはずなんだけれど、
HDが違うと音が違う なんていうのがハイエンドの世界なので。。。
もちろん、スピーカーで聴くときはあいかわらずスピーカーはもちろん、アンプやらケーブルやら電源やら
こだわる部分はいくらでもあるわけですが。