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映画・音楽を作る・その他の話。

 ダンピング?

二日間の休みが明けてみたら、なんかかなり体が弱っていて(苦笑)、
昨日は3時間くらい飲んだら完全にアウトでした。。。
健康診断でも初のEがついちゃったしいよいよ自粛なのかな。。
で、完全にアウトしちゃうと5時に起きちゃうってのは変わらず。。
Mac立ち上げてみたら、入札してたオークションで本を落札していたので、その処理をしたり
だらだらやっていたのだけれど、そんな中 Nine Inch Nails の新譜の無料DLが始まってるってのを
思い出して、(友人のブログでも紹介されていたし)サイトに行ってみることにした。
Radio Head のときは、自分で払いたい分だけ払えってことだったので、
じゃCD買うからいいや、mp3 だし、ってことで落とさなかったんだけれど、
Nine Inch Nails はきっとCD買わないし、宣伝としてmp3聴かせるから、気に入ったら買えよ的な、
昔で言えば、プロモーションの一環としてFMでアルバム特集やってアルバムかけちゃうというスタンス
だろうから、まあ、聴いてよかったら買うし、みたいな気分で行ってみたら、
なんと!24bit96k のファイルまで落とせる!プロモとか軽い気分じゃなくて本気だ。
簡単に言うとCDよりも音がいいわけです。artworkのデータもついてるし、
だったらほんとにCDいらないじゃん。
ということで、mp3とかもうちょっと音のいいiTunes用のデータとかいくつかあったんだけれど、
1.4Gbの24bit96k のファイルを落としてみました。所要時間は1時間ちょいくらいかな。
ちゃんとしたアルバムです。音もいい。
この前から覚えようとしている、DVD Studio Pro 使えば、そのままのレートでDVD Audio にも焼けるので
普通のオーディオセットでハイレゾで聴くこともできる。
(今は Mac/iTunes/Digidesign001/BEHRINGERのmixer/audio-technicaのヘッドホン 
というシステムで聴いてます。話は違うけどiTunesって優秀。
一般の人にはあんまり関係ないと思うけれど、音楽制作の仕事してるといろんなフォーマットの
オーディオデータが混在します。mp3、AAC、などの圧縮系もあるけど、
16bitだ 24bitだ 44.1kだ 48kだとばらばら。
昔はそれをなにかひとつのアプリケーションでいっぺんに聴こうと思ったらどれかのフォーマットに
統一してからじゃないとピッチが変わるとか再生できないとか不具合が出たんだけれど、
iTunesならなにも考えずに放り込めば聴けて、しかもCDに焼けちゃう。CDに焼くために44.1kのwavとかに変換が必要だった時代もあったのに。。)
話を戻すと、そんなわけで、ちゃんとした音源(CDより!)のものが無料で手に入るわけです。
ユーザーは嬉しいでしょう。でもさ。やっぱちゃんとした音楽作るのにはそれなりにお金かかるわけで、
CDが高い、高いっていうけど、制作費さえ回収できないものだってたくさんあるし、
もちろんそれはユーザーには関係ないことだろうけれど、でもただで配られた日には、けっこう制作者は
みんなつらいんじゃないかなあ。
地位も名誉も財産も確立できたアーティストだからできるわけで、
「あんなビッグアーティストの新譜がただなんだから、新人の音で金とるなんてどういうことだよ!」
なんて思われたら、(おおげさかもしれないけれど、きっといると思うんだよねー)
日々の生活にも苦労しながら音楽作っている若者は困るんじゃないかなと。
(で、無料の音源落として聴くと (苦笑))
普通の商品ではダンピングって禁止されているわけで、個人的にはダンピングに近い匂いを感じるわけです。。
いくらNine Inch Nails が無料になっても「羞恥心」のCD買って聴きたい人には関係ないから
っていう意味では影響ないのかもしれないけれど。。同じジャンルのライバル、特に新人には勝てるよね?
個人的には音楽にお金払う気まんまん なので、ちゃんとしたものを作ってくれれば買います。
ただじゃなくてもいいです。
mp3の音は好きじゃないので、mp3で試聴させてくれて、気に入ったらCD買います。
あと、DVD Audio とか出しにくいと思うから、24bit96k とかのハイレゾの音源はダウンロード販売とか
CD買った人にはサービスでダウンロードできるようにするとか そういうのもよいかと思います。


って誰に向かって宣言してるんだろ、オレ。。


「朝からNine Inch Nails !!」
http://theslip.nin.com/