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映画・音楽を作る・その他の話。

 問いつめられたパパとママの本 (新潮文庫)

伊丹十三という人が、映画のヒット作を連続で作っていたときがあって、
当時、何作か見たけれど、自分としてはしっくりこなかった。
なんかテレビ的というか、俳優の怪演で映画が保たれている感じとか、が苦手で。
でもあるとき、ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫) という本を読んで、イメージがずいぶん変わりました。
1933年生まれなのに、海外に対してものすごく柔軟、それに多才、考え方の毅然とした感じにちょっと白洲次郎もかぶるくらいのクールさを感じました。
その人の本ということで、この本に関して特に言うこともないんだけれど(笑)、
かっこいい大人っていたんだなあと思うし、自分を見つめなおしたりもするわけでした。