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映画・音楽を作る・その他の話。

 WEST WORLD を見始めつつ考えたこと。

WEST WORLD というアメリカのドラマを友人の勧めで見ている。
いろいろとハードめだけれどかなり面白い。ジョナサン・ノーランが製作。
元々の設定は1973年の映画、Westworld が元となっている。
マイケル・クライトン 脚本・監督。ジュラシック・パークのアイディアの元とも
言われているようだ。
いまではDVDも持っているけれど、まだビデオがない時代、この映画を最初にテレビで見てから
それから再放送される度に必ず見るくらい気に入ってる映画だった。
小学校の頃か。
エストワールドは1973年の技術でも十分に面白いけれど、ジュラシックパークを作るには
1993年まで待たなければならなかったわけだ。恐竜は着ぐるみのSFXじゃどうにもならない。
リメイク的なものの意味はそこにあるのかも。
アイディアは十分に面白いのだけれど、技術が間に合っていなかったものを再生させる。
もちろん何でもCGにすればいいって訳じゃないけれど、技術が解決することもあるのかと。
正解はわからない。いまのProtoolsの無限トラックがあっても4chテープで作った
サージェントは作れていないか とか不毛な話でしかない。彼らだったら
もっと面白いものを作れたかもしれない。
まあ、音楽の話をするのはやめよう。映画だ。
偏屈な映画ばかりが好きなくせにアイアンマンとかもけっこう好きだったりする。
でも、1973年に映画化されていたら、ただの子供向けの特撮映画にしかならなかったかも。

来週にはついにブレードランナーが公開される。アメリカではあまりうまくいっていないようだけれど。
1982年に公開されたオリジナルのブレードランナーは当時の技術、美術の最上級のものだったのだろうけど
それでも同時代のものの中にはいまではチープに見えてしまうものも多い中、
今でもほぼ古さとかやりたくてもやれなかったという部分を感じさせない、珍しい映画では
ないかと思う。ようするに、ちゃちに見えない。
続編はどうなのか。数年前に続編の噂が出始めたときには、けっこう否定的な気分だったんだけれど
トレイラーを見たりしていると、なんだかんだでそうとう楽しみになっている(笑)。
古くからのやりかたの素晴らしさを理解しつつ、今なにができるかを考える。
今週は、そんな感じでいってみるか。