now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

 うーん、やっぱり。。

朝から見たのは、ベロニカは死ぬことにした っていう邦画。
珍しいなあ、邦画みるの。だけど、割と評判よかったし、原作はいいはず。
パウロ・コエーリョ。2,3冊読んだことあります。この原作は読んでない。)
でも、うーん、でした。軽いっていうか、浅いっていうか。。
僕の中では映画っていうのは、映画でしかできない表現をやってこそ映画。
映像と、音楽と、サウンドと、演技。ストーリーは誤解を恐れずに言えば
あってもなくてもいい。「お話」に感動したいなら小節を読めばいい。
小節だってそんな浅いもんじゃないけどさ。
日本人は「いい話」「感動のストーリー」に弱すぎ だからねー。
話すと長くなるけど。
で、今日の映画、なんか演劇っぽいんだよね。
演劇好きには申し訳ないけど、舞台って 簡単なセットに引き込むために
どうしても演技が過剰になるし、演出も不自然。急にみんなで声をそろえたりさ。
だからこその演劇だと思うけど。別にそれほど深いストーリーじゃなくても
演技で感動できる。だから、何度も見ることもできる。
今回の映画は中途半端に映画、そしてテレビ的。
音楽映像で言えば、例えば、ライブ と PV と テレビ出演の違いと一緒なのかも。
コンサートは生だからいい、っていう面がたくさんある。
荒削りでもいいし、レコードよりもうまくなくたっていい。パフォーマンスや
その場所に同時にいられるという体験に感動できる。舞台と同じ。
映画はPV。なにをやってもいい。どんな加工をしようと、CGを使おうと
その音楽(と映像)を突き詰めていけばいい。
TV出演とTVドラマはいっしょ。限れたセット。生演奏にみせかけたあてぶり
いい加減な照明。基本的にアップ。そしてわかりやすいストーリー。
で、演劇は生であること、そして本当に演技力、音楽で言えば演奏力が必要なんだけれど
そこにはいたってなく、それぞれのキャラクター、背景、もうなんにしても浅い。
テレビ的。テレビ的であれば、もっとお話が不自然にでも展開しないと
飽きちゃう。うーん、うまくまとまらないけれど、まったく映画的ではない、という
ことです。
なんかなあ。もちろん海外の作品すべてがいいってわけじゃないけどさあ。
それでも、テレビ映画よりもいいのかなあ。なんか どろろ とかの方がよかったなあ(苦笑)
いま EARTH を見てます。BBCすげーな、やっぱり。
ドキュメント、でもこれは映画です、ほんと。