情報と技術

世界最速のF1タイヤ―ブリヂストン・エンジニアの闘い (新潮新書)
という本を読みました。
タイヤメーカーがどうやってF1と関わっているかいう本。
著者の浜島さんというブリジストンの方はF1ファンには有名なエンジニア。
シューマッハと仲がいいことでも知られている。
彼は、たぶんレーシングドライバーのような運転はできないだろうけれど
コース場で車とタイアに何が起こっているか正確に把握して
そのことをドライバーと話しあうことができる。
自分の仕事にちょっと似ていると思った。
ぼくはミュージシャンのように演奏はできない。
作曲家のように曲も書けない。
でも、ぼくはプロデューサーとして話せることがあるし、
みんなもぼくの話を聞いてくれる。ぼくもみんなの話を聞く。
そこには何かしらの必要な情報と技術の交換がある。
そしてそれは、国を越える。