now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

 深読み。

「ブレードランナー」論序説 (リュミエール叢書 34) を読みました。
いろんなプチマイブームがやってきては、去っていくのだけれど(苦笑)
ちょっとしたブレードランナー気分になっているので、
買ったまま読めずにいた本をやっと読みました。
文芸にしても音楽にしても評論なんてものは、難しく難しく、
評論家の勝手な思い込みで書いているものが多いと思うんだけれど、
それでも面白いものは面白い。
この本も、監督が言っていることより、自分の分析のほうが正しい!って
くらいの勢い(笑)で書かれているのだけれど、
たしかに、100回以上見た映画なのに、彼が指摘している場面で
気づかなかった(そこまで深読みする必要がなかった?)場面もあるわけで、
じゃ、もう一回見てみようか、と思わせた時点で、批評としては成立していると
ぼくは思うわけです。
ディレクターズカットではなくプロデューサーズカットのほうが
映画としてはよい!という部分でも一致。
プロデューサーズカット BDで出ないかなあ。