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映画・音楽を作る・その他の話。

 1935年 500円 ヒッチコック

500円のDVDが本屋とかでばしばし売ってます。
けっこう前にそのラインナップにちょっと驚いて、
何枚か衝動買いしていたんだけれど、そうやって買ったものって
なかなか見ない。。。(苦笑)


その中の一枚、ヒッチコックの『三十九夜』ってのを、この前
深夜(というか朝方?)見ました。

いろいろ考えたこと箇条書き。

    • 1935年の映画。なのにカメラワークとかやっぱりすごいおしゃれ、というか

技巧的です。ここから学んだ監督が多いのもわかる。

    • 1935年。イギリスの文化はこんなでした。比較してどちらが偉いってわけじゃ

ないけれど、その当時の日本を考えるとやっぱりそうとうの開きがあるのは
間違いない。暮らしぶりとかファッションとかね。
伊丹十三とかフェラーリを最初のころに買った人とか、本を読む限りは
(もっとずいぶんあとだけれど)、そのギャップとかにわかって西洋文化
入っていったように思える。ずいぶん雑な言い方だけれど。
うまくまとめられないけれど、どうせ今後も西洋化というか、
まあアメリカ文化に同化の方向に向かうのなら、表面的なことだけでなく
根源的なスタートの違いとかに意識的でいたいなとか思う。
古い映画って、そういう資料的な部分でも価値があるなあなんて。
まあ、ハリウッドのミュージカル映画見て、ちょっとしたカルチャーショックを
受けた18歳くらいから同じこと言ってんだけれど。進歩ない。。。

      • 500円で本屋のレジの横で映画が買えるなんてこと、札幌の300円の名画座

一生懸命通ってた20数年前から思えば、まさに隔世の感があるなあ。
って、老人のようだけれど。

      • ワンコインのDVD一枚から、なにかを考えたり、考えなかったり、

やっぱり情報は、情報源そのものではなく、受ける側のチャンネルによるもの
なんだなあとも改めて思った。


なんか朝からまとまらないなあ。
とりあえず、いま、ものすごく忙しくなってるみたい。
いっぺんにいくつものを考えられるか、の実験?
ま、好きでやってんだけれど。昔から。


BGM: reprieve / ANI DIFRANCO
装丁がすばらしい。ぼくはきっとこれからも
パッケージ派なんだろうな と思う。
DLもするとは思うけどね。それでよければ、きっと
パッケージを買い直したりするんだろうなあ。
あ、内容もよいです。それにしてもすごいタイトルだ。