now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

 アナログ

けしてアナログ信奉者ではないし、かといってデジタル万歳でもない。
アナログのよさはもちろんあるし、逆にアナログだからよいわけでもない。
とは言ってもたまに聴くアナログレコードやカセットには
説明できない良さは確実にある。

昨日仕事仲間のエンジニアと焼き鳥を食べながら、アナログや
古い回路、あるいは理屈に合わない部品なんかの話をした。
まあ、こんな風に書くとそうとう変なやつらだけれど。
ぼくにはまったくできないが、機材を分解したり、
いちから自分で回路図を書いて組み立てできたりする彼が
いい音をする機材になんでこの部品を使うんだろう って思うことがあるとか。

おそらくはそこになにかしらの整合性があったのだろう。
計った整合性ではなく、説明できないが、やっぱこっちの方がいいって感じで。
理屈には合わないけれど、音がいいからいいやって。

レコードの良さはワウではないかと彼は言った。
それも含めてのレコードである。
心地よいということ。
測れないよさ。

それがアナログかも。