now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

 人生で一番繰り返し見た映画としての Blade Runner 

原点に戻る。棚卸しをする。
そんなこともしていこうという気持ちになっているわけだけれど
そうすると、やはりここから始めなきゃと思ったわけだ。
ほんとうはビートルズなんだろうけれど、それは別枠すぎだし
いつもやっていることだ。続ける。
そこで、ブレードランナー


さて、いったい何回この映画をみたのだろう。
82年が最初だ。19歳?
公開されたバージョンはその後4つ。(DVDだけのものは除く)
札幌の駅の地下にあった名画座(たぶん名前はテアトル札幌)、
名画というか完全に電車(北海道弁では汽車)待ちの時間つぶし用だったのだと
思う。たしか当時300円。バイトの時給が700円くらいだった?
ラーメンが650円くらいだった?
ラッキーストライクは270円していたと思う。
(こういう記憶が確かだと作家になれるような気がする。僕には無理だということだ。)
なので、とにかく時間があると通った。内容は関係ない。
ビデオを持っていなかったし、レンタルビデオにはまだろくなものがなかった。
レンタルレコードはすでに充実していたかもしれないけれど。
どちらにしても、あまり借りるのは好きじゃなかった。
食事代を削って、中古レコードを買っていた。(CDの登場は少し後だ。在学中ではあったけれど。そして、パッケージビデオがあまり好きではなくて、LDを買った。ブレードランナーを自分の部屋で見れたときにはそうとうの感動があったのを
覚えている。それはいつだったのだろう?)


その映画館でブレードランナーは繰り返しかかっていた。
もう最初のタイトルのところから雨が降っている状態(笑)のフィルム。
リバイバルの度に行った。入れ替え制ではなかったから、
時間があるときは二回連続で見たりもした。
その後の別バージョンの公開も入れたら、映画館だけでも50回くらいは見ているんじゃないか。そして、LDとDVDとBD。100回?200回?


いまや部屋の大きなモニターでもブルーレイの映像はすみずみまでくっきりしている。
フィルムのキズなんてない。
BDの5枚組コレクションも持っている。公開された4バージョンに
ワークプリント、没シーンをつないだバージョンというのも入っている。
メイキングも。


ファイナルカットとワーキングプリント、メイキングを見直してみた。
飽きない。
理由はわからないけれど、飽きない。


さて、飽きないものを部屋の中から
また発掘しよう。