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映画・音楽を作る・その他の話。

Under The Influence

ビートルズ関係のブログも久しぶりです。
BBCの第二弾が出たりするので、また少し盛り上がるかな。
「Under The Influence」というCDがあります。
サブタイトルは The Original Version of the songs the BEATLES Covered
ビートルズがカバーした曲24曲が全部収録されているという便利なもの。
92年にイギリスで発売されております。

ジョン・レノンと言えば、この曲と言いたい人もいるだろう Twist And Shout も
もちろんカバー曲です。Isley Brothers

いまステレオCDボックスを買うと公式発表曲213曲がすべて聞けるわけですが、
そのうち24曲がカバー曲なのです。

ちなみに、ボックスのトラック数を単純に数えると226あるはずです。あれ?
公式213というのはたしかEMIが決めた数字だと思うのですが、
226から Yellow Submarine のジョージ・マーティンのインストを除き、
テイク違いでだぶって入っているものとかをマイナスすると213になる という感じです。

24曲のカバー曲は、けっこう幅広い感じというか選曲が渋いというか。
ロックンロールを選んだというより、いいメロディを探したって感じ。
ぼくはそのあたりはさほど詳しくないですが、けっこうマイナーなものも選んでいるよう。
で、自分たちで演奏するときにはそれをビートルズサウンドにしちゃってます。
すごい音楽好きでたくさん聴いてたんだろうなあと。当たり前だけれど。
昔は日本でもアーティストやミュージシャンは知識の宝庫で、古いものから新しいものまで
ほんとよく知ってた。一緒に音楽を制作していくときは、そういう共通言語がなければ
うまくいかなかったし。まあ、とにかくみんなある種のマニアだったわけです。
楽器とかについても。

時代は変わり、今はどうなんだろう?
音楽談義的なことって日常的にあるのだろうか。
すごい音楽に詳しいっていう若者になかなか会っていない気がする。
限定されたジャンルならあるのだろうけれど。
いや、きっと相変わらずなんだけれど、ぼくがそういう人に会う機会が減っただけなのかな。

BBCのライブではレコードにはなっていないカバー曲もたくさんやってます。
元々ライブ盤についてはけして熱心なリスナーではないのだけれど、
この秋はちょっと真面目に聴いてみようかな と。