now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

My name is Bond, James Bond.(笑)

どこへ言っても名乗ってしまうスパイって(笑)。
世界中のホテルで 顔が割れてるし、
世界中の敵にカクテルの好みまでばれてる。
そんなすてきな諜報部員がボンド中佐です。


ぼくらが子供のころはテレビのゴールデンタイムってほとんど映画でした。
21時からの映画番組がたぶん週に5日。
小学生のときから、ほとんど見てました。
親が見てたせいかな。
ビデオもなかったので、おもしろかったのは再放送待ち。
なかでも、そうとうわくわくしたのが007シリーズ。
ぼくが生まれた年に公開されたのが3作目のゴールドフィンガーだから
テレビで見始めたのは、ショーン・コネリーだけど、
新作を意識したのはロジャー・ムーアになったからで、
特に秘密兵器に燃えたわけです。ボンドガールに燃えるにはまだ若すぎた(笑)。
新作が公開される直前には必ずスペシャル番組が組まれて、
歴代のボンド、ボンドガール、悪役、新旧の秘密兵器を紹介していたので
もう、仮面ライダーに飽きてしまう年齢になっていた少年にはそうとうばっちり。
で、最新作21作目、カジノロワイヤル にいたるまで全部見てるっていうか
全部複数回見ているわけです。
そして、最新作見て以来、年末より、プチマイブームで 007が来ております。
子供のころとはちょっと違って、一番惹かれるのは台詞。
そして立ち振る舞い、ファッション。
アクションや秘密兵器よりそっちかな。
アストンマーチンはとてもいいけど(笑)。


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女王陛下の007【字幕ワイド版】 [VHS]
007 リビング・デイライツ【字幕ワイド版】 [VHS]

と大晦日からたて続きにみたのだけれど、
この中だと、ピアース・ブロスナン がいいなあ。
初期(ショーン・コネリー)のイメージに近づけつつ、アクションや
秘密兵器を現代風にしたり というところでヒットしたはずだけれど
台詞の感じや立ち振る舞いがやっぱいい。若いし。
よく忘れられる ジョージ・レイゼンビー はいかにもその場しのぎ的で
魅力にかける。マニアは映画としては 女王陛下の007 のできはいいし、
原作に一番近いイメージとかって言うらしいんだけれど。
ほとんど原作を覚えていない(数冊は小学生の時に読んだけど、よくわからんかった。そりゃ小学生だものね)身として、そして、今見直してみて、
なんといってもボンドに魅力がない。
それは、レイゼンビーの役者としての魅力のなさ もあるけれど、
脚本や演出に、ボンドのスタイルやポリシーの魅力が盛り込まれてないからじゃないかな。
逃げるときに女性に運転させて、自分は乗ってるだけ とか 
自分の作戦をMがみとめないと、婚約者の親(犯罪者)をかつぎだして、攻め込むとか。
台詞もほんとボンドらしさにかける。博識なだけな感じ。
ティモシー・ダルトン は、見直してみると悪くない。ロジャー・ムーアのあと
きりっとした007作りをしようってのがよくわかる。
もちろんクラシックスタイルってことで、ショーン・コネリー時代もすごくいい。
60年代。ビートルズの時代のイギリス。まだサビルロウに重みがあったころ。
ロジャー・ムーアは 子供のころは彼こそが007と思っていたけれど、
ちょっとジョークが多すぎなのかな。映画としてもちょっとふざけすぎた。
(その結果、一時期シリーズとして低迷したし。契約の問題とか、冷戦終了とか
いろいろ事情もあったらしいけれど。今みると彼のシリーズはちょっとゆるい。)
音楽は80年代まではおおげさすぎるかな。驚くところで、ジャーンとマイナーの
オーケストラが鳴るなんてのは、いまみるとおおげさだし、それが
クラシック映画感を増す原因にもなる。007だけじゃないけど。
ベンハー みたいのだとそれもいいんだけどね。ヒッチコックとか。


そして、2006年にもなると、ダニエル・クレイグのクールでゴージャスな感じがいいのかも。
実は、そうとう気に入ってたりして。映画としても。カジノロワイヤル。
はやくblu-rayにならないかな。

さて、長くなりました。
この正月休みのうちにもう何本か見直しておこう。
便利な世の中になった。いつやるかわからない再放送を待たなくてもいい。
まだDVD化されてない作品さえ、、、、っと、これはこの辺でやめておきます(笑)。
ぼくはよいソフトはちゃんと買いますので(^o^)。
今年は、ボンド主義 ってことでいっときます。(軽っ)。