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映画・音楽を作る・その他の話。

 京極堂

新刊 邪魅の雫 邪魅の雫 (講談社ノベルス) を読了。
この時間のない中、相変わらずの800ページ、でもほとんど一気に読んだ。
今読みかけている本はきっと20冊近くあるだろうから、それをずばっと
ごぼう抜き?にするんだから、やっぱおもしろいんだなあ。
シリーズになり、最初の頃の鮮烈さはないけれど、すっかりなじみになった
登場人物を通じながら、「世間話」「物語」「伝説」論を語っていく感じは
あいかわらず。
けっこう初めの方で、犯人が想像ついちゃうのは、珍しいか。
とはいっても、「物語」自体は最後に京極堂が説明するまで、透けてはこなかったけれど。