now’s the time !

映画・音楽を作る・その他の話。

 ハンバーガーを待つ3分間の値段 

けっこうべたぼめの書評を読んで買ったので、そこまでではないなあとは
思ったけれど、読みやすく、十分に楽しめる本。
「付加価値というのはすべて、モノではなく人間の側にその受け皿があるかないか、
で決まるものではないか」という発想には納得。
携帯電話は電話だといったのが勝因で、無線といったらこれほど普及しなかったのでは、
というような分析はおもしろい発想ではあるけれど、実際には一般の電話にかけることができた、一般の電話を受けることができたから普及したわけで、その部分ではまさに「電話」だと思うし、こういった面白い発想や分析に対して、いつも、「えーっ、でもさあ」と
つっこみをいれられるようでいたいとも思う。

あと 超バカの壁 (新潮新書 (149)) も読んだ。
一見ラディカルだけれど、「常識的」なのはあいかわらず。
「非常識」な人や考え方は世の中にあふれている。
バカの壁 は、人の考えを鵜呑みにしたり
自分の考えの狭さがわからなかったり、というところに生まれるわけで
さっきの感想でも書いたけれど、いろんなことに自分なりの考え方や疑問をいつも持って
そして偏狭にならずに、生きていかなければいけないなあとか思う。
肩に力が入らないようにしてさ。